二足の草鞋の履き心地
よく使いますよね「二足の草鞋」ってフレーズ
えっ?もう使わない?
そもそも今時「ワラジ」なんか履かねぇだろ!っておっしゃる方もいるでしょうね
ですが舞台では割とお馴染みの履き物なのです
正確には草鞋に似て非なる履物である草履(雪駄?)
主に照明さんとか裏方の人が履いておりますが脱ぎやすいし滑りにくいので重宝する、んでしょうねきっと
私自身は滅多に履きませんが
って、履かんのか~い!
さて、そんな業界裏話的なコトはさておき二足の草鞋といえば
「演出」と「役者」両方兼任するお馴染みのパターンですが時に二足だけでは飽き足らず
三足(+台本書き)、四足(さらに+オリジナルスコア)、五足(さらに+プロデュース)、、、と足が幾つあっても足りない人もいらっしゃるでしょうけれどここではとりあえずまとめて「二足」という事にしましょうか
私も、KEWAJAPという看板を一人で背負っている手前、そんな二足の草鞋ならぬ草履を履いている者の一人ではありますが以前はそれぞれの比重
というかバランスをうまく取れずに悩んでいた事もあるのです
どちらもやりたいからやっているわけではありますが、やっぱり自分の出番の所ばかり時間を割くのもね、、、とかいう変な遠慮的心理が働きまして(ーー;)
あと人前で自分にダメ出しするのも変じゃないですか?
勿論、ダメな所は理解してるんです、理解してるんですが他の役者と平等にダメ出しするのもわざとらしいというか
ぶっちゃけ照れくさいんでしょうね
他の人にダメ出しした後で
「自分のはまぁ、、、わかってるんで」
とか何とか言葉を濁してブツブツと
傍から見ればこの人何を独り言言ってるんだ、って感じですが、そんなわけで変な遠慮があった一方でそういうスタンスに不満も残っているという悪循環(?)があったのも事実
ところで新聞記事にあった加藤健一さん(『加藤健一事務所』主宰の俳優であり演出家)のインタビューにあった言葉ですが
「演出するのは好きじゃない。だって演出してると役者としての自分に欲がなくなるから」
大まかなニュアンスとしてこのような事をおっしゃってましたが、役者として遠慮したくないという思いが溢れてらっしゃるんでしょうね、スバラシイことです
大ベテランの加藤さんと自分を比較しようなんざこれっぽっちも思ってませんが、演出しながらほぼ役者も同時にこなす方の言葉はやっぱり重いですね
その言葉を目にして以来、私自身の中でも他の人に遠慮しちゃいかん、という決意が生まれました
って、今頃か~い!
今までも遠慮をしていたわけじゃないのですが限られた稽古時間ゆえに演出という手前、トータルでの稽古バランスをついつい考えてしまうので他の人の稽古を優先的に考えたりすることもあったのは事実
ですがそれじゃかえって全体のバランスさえも崩してしまうわけなんです
なのでガンガンいくことにしました
そうでなくとも新しく座組に加わった若い面子は(世代なのか)ガンガンいくという事があまり見られないだけに稽古場の空気も冷えがちですからね
ここは鈍ったカラダに鞭打って、、、
って、鈍ってんのか~い!
、、、と、三回目のノリツッコミをしたところでお時間です
最後に稽古風景を少々
最近は踊るような動きが多めでございます
えっ?もう使わない?
そもそも今時「ワラジ」なんか履かねぇだろ!っておっしゃる方もいるでしょうね
ですが舞台では割とお馴染みの履き物なのです
正確には草鞋に似て非なる履物である草履(雪駄?)
主に照明さんとか裏方の人が履いておりますが脱ぎやすいし滑りにくいので重宝する、んでしょうねきっと
私自身は滅多に履きませんが
って、履かんのか~い!
さて、そんな業界裏話的なコトはさておき二足の草鞋といえば
「演出」と「役者」両方兼任するお馴染みのパターンですが時に二足だけでは飽き足らず
三足(+台本書き)、四足(さらに+オリジナルスコア)、五足(さらに+プロデュース)、、、と足が幾つあっても足りない人もいらっしゃるでしょうけれどここではとりあえずまとめて「二足」という事にしましょうか
私も、KEWAJAPという看板を一人で背負っている手前、そんな二足の草鞋ならぬ草履を履いている者の一人ではありますが以前はそれぞれの比重
というかバランスをうまく取れずに悩んでいた事もあるのです
どちらもやりたいからやっているわけではありますが、やっぱり自分の出番の所ばかり時間を割くのもね、、、とかいう変な遠慮的心理が働きまして(ーー;)
あと人前で自分にダメ出しするのも変じゃないですか?
勿論、ダメな所は理解してるんです、理解してるんですが他の役者と平等にダメ出しするのもわざとらしいというか
ぶっちゃけ照れくさいんでしょうね
他の人にダメ出しした後で
「自分のはまぁ、、、わかってるんで」
とか何とか言葉を濁してブツブツと
傍から見ればこの人何を独り言言ってるんだ、って感じですが、そんなわけで変な遠慮があった一方でそういうスタンスに不満も残っているという悪循環(?)があったのも事実
ところで新聞記事にあった加藤健一さん(『加藤健一事務所』主宰の俳優であり演出家)のインタビューにあった言葉ですが
「演出するのは好きじゃない。だって演出してると役者としての自分に欲がなくなるから」
大まかなニュアンスとしてこのような事をおっしゃってましたが、役者として遠慮したくないという思いが溢れてらっしゃるんでしょうね、スバラシイことです
大ベテランの加藤さんと自分を比較しようなんざこれっぽっちも思ってませんが、演出しながらほぼ役者も同時にこなす方の言葉はやっぱり重いですね
その言葉を目にして以来、私自身の中でも他の人に遠慮しちゃいかん、という決意が生まれました
って、今頃か~い!
今までも遠慮をしていたわけじゃないのですが限られた稽古時間ゆえに演出という手前、トータルでの稽古バランスをついつい考えてしまうので他の人の稽古を優先的に考えたりすることもあったのは事実
ですがそれじゃかえって全体のバランスさえも崩してしまうわけなんです
なのでガンガンいくことにしました
そうでなくとも新しく座組に加わった若い面子は(世代なのか)ガンガンいくという事があまり見られないだけに稽古場の空気も冷えがちですからね
ここは鈍ったカラダに鞭打って、、、
って、鈍ってんのか~い!
、、、と、三回目のノリツッコミをしたところでお時間です
最後に稽古風景を少々
最近は踊るような動きが多めでございます