ヲワル物續くもの恥マル者
アゴラ劇場(東京・駒場)が閉館したとの知らせにある種の郷愁の念を抱く
勿論、故郷ではないけれど上京して初めて住んだ街が駒場だったからである
駒場といえば駒場東大前
知る人ぞ知る東大駒場キャンパスのある街
私が東大に通っていた頃、、、というのは真っ赤な嘘であるが、初めて独り暮らしをした場所だけに思い出も沢山ある
そんな駒場でたまに通ったお弁当屋さん、の近くにあったのが何を隠そうアゴラ劇場
厨房で突然、ヒッヒッヒッと笑いだすオバちゃんがいたお弁当屋さんだったので「アゴラ劇場」と聞くとセットでというかむしろそのオバちゃんの姿を思い出すくらいだ
今でこそ演劇にどっぷりと関わる身であるが当時は演劇などまるで興味ナシ(むしろ骨の髄まで映画オタクだった)
「ふ~ん」てな心持で遠巻きに眺めていただけだから今思えば勿体ない事をしたものだ
閉館の事情は知る由もないが長きに渡って駒場という地で演劇の灯をともし続けていた劇場だけに残念といえば残念である
もしかしたら何かの芝居を観るついでにかつて住んだ街並みの変わりように触れる機会になったかもしれない
が我が町の映画館が消えたように、ハコ(劇場)も永遠に続くものではない
始まりがあれば終わりがある、終わるものあれば始まるものあり
終わりついでに先日終演した無尽舎公演について少しだけ触れてみたい
テーマとしては「次の世代へ繋いでいく」という想い、みたいなものがあった、、、んだろうけれど観ていてどこか寂しさというか、コロナ禍において活動が出来なかった悔しさが強く印象付けられたこともあってなのか、希望がある一方で諦観しているようなところも感じられた、、、のは気のせいだろうか
おそらく最後に登場した若者に対し作者が抱いたような希望というか想いをそこまで背負っていこうという感じがしなかっただけ、かもしれないけれど
とはいえ8年待って(?)公演にこぎ着けた無尽舎である
きっともうすでに次の作品の構想、、、いや、もう書き終えている何てこと、あるんじゃないだろうか
どうでしょうか、チ、、、じゃなくてシライさん
とか何とか言ってる場合じゃない
ゐやその前に我々だ
昨日で今回のお芝居の稽古はオシマイ
稽古は終わるが舞台はこれから始まる
稽古は稽古場という限られた場所の限られた身内だけの空間で完結するものだが舞台はお客様が来て初めて成り立つ
そこは演者だけの空間ではないし演出が自由に操れる場所でもないし、やっぱりお客様と創り手が一体となってこそ完成される場所
どれだけ稽古を重ねても劇場でお客様を前にするというのはまったく別のものになる
そして明日始まる舞台には、そこに初めて立つという者が一名居る
音楽のパフォーマーとして経験豊富な彼であるが、演劇の舞台という独特な空間において、今まで味わった事の無い緊張感と、ライブハウスとは違う客席との距離感に、最初はもしかしたら戸惑う、、、かもしれない
なのでお客様各位、どうか温かい目で推移を見守っていただきたい
とはいえ反骨精神ある彼の事である、きっとそれを跳ね返すくらいの気力で挑んで来るのではないかと密かに期待はしているけれど
という事で
明日、劇場でお待ちしてます☆
勿論、故郷ではないけれど上京して初めて住んだ街が駒場だったからである
駒場といえば駒場東大前
知る人ぞ知る東大駒場キャンパスのある街
私が東大に通っていた頃、、、というのは真っ赤な嘘であるが、初めて独り暮らしをした場所だけに思い出も沢山ある
そんな駒場でたまに通ったお弁当屋さん、の近くにあったのが何を隠そうアゴラ劇場
厨房で突然、ヒッヒッヒッと笑いだすオバちゃんがいたお弁当屋さんだったので「アゴラ劇場」と聞くとセットでというかむしろそのオバちゃんの姿を思い出すくらいだ
今でこそ演劇にどっぷりと関わる身であるが当時は演劇などまるで興味ナシ(むしろ骨の髄まで映画オタクだった)
「ふ~ん」てな心持で遠巻きに眺めていただけだから今思えば勿体ない事をしたものだ
閉館の事情は知る由もないが長きに渡って駒場という地で演劇の灯をともし続けていた劇場だけに残念といえば残念である
もしかしたら何かの芝居を観るついでにかつて住んだ街並みの変わりように触れる機会になったかもしれない
が我が町の映画館が消えたように、ハコ(劇場)も永遠に続くものではない
始まりがあれば終わりがある、終わるものあれば始まるものあり
終わりついでに先日終演した無尽舎公演について少しだけ触れてみたい
テーマとしては「次の世代へ繋いでいく」という想い、みたいなものがあった、、、んだろうけれど観ていてどこか寂しさというか、コロナ禍において活動が出来なかった悔しさが強く印象付けられたこともあってなのか、希望がある一方で諦観しているようなところも感じられた、、、のは気のせいだろうか
おそらく最後に登場した若者に対し作者が抱いたような希望というか想いをそこまで背負っていこうという感じがしなかっただけ、かもしれないけれど
とはいえ8年待って(?)公演にこぎ着けた無尽舎である
きっともうすでに次の作品の構想、、、いや、もう書き終えている何てこと、あるんじゃないだろうか
どうでしょうか、チ、、、じゃなくてシライさん
とか何とか言ってる場合じゃない
ゐやその前に我々だ
昨日で今回のお芝居の稽古はオシマイ
稽古は終わるが舞台はこれから始まる
稽古は稽古場という限られた場所の限られた身内だけの空間で完結するものだが舞台はお客様が来て初めて成り立つ
そこは演者だけの空間ではないし演出が自由に操れる場所でもないし、やっぱりお客様と創り手が一体となってこそ完成される場所
どれだけ稽古を重ねても劇場でお客様を前にするというのはまったく別のものになる
そして明日始まる舞台には、そこに初めて立つという者が一名居る
音楽のパフォーマーとして経験豊富な彼であるが、演劇の舞台という独特な空間において、今まで味わった事の無い緊張感と、ライブハウスとは違う客席との距離感に、最初はもしかしたら戸惑う、、、かもしれない
なのでお客様各位、どうか温かい目で推移を見守っていただきたい
とはいえ反骨精神ある彼の事である、きっとそれを跳ね返すくらいの気力で挑んで来るのではないかと密かに期待はしているけれど
という事で
明日、劇場でお待ちしてます☆