柳ヶ瀬エレジー
このところ、所用というか偶然が重なって度々岐阜市へ行く機会がありまして
先月の訪問時においては久しぶりだったせいか柳ヶ瀬のあまりのひと気の無さに驚いたほどで、平日の日中とはいえ以前よりもさらに閑散とした雰囲気に絶句してしまったのですが、同時に不思議とその寂寥感と程よい猥雑さが混在する街並みに居心地の良さを覚えたのです
二度目の訪問になるとその侘しさが何だか愛おしく感じるというか、いっそこの街に住んでみたい、などと実現するはずのない妄想まで抱く始末でして
思うに、(岐阜市の皆様、失礼があったらごめんなさい)今のインバウンドの影響を受けるほどの観光地というわけでもなく、垢ぬけない部分もありつつもそこは県庁所在地としての風格をそこはかとなく感じるというか、繁華街も並立はしているけれどそこまで薄汚れた雰囲気はないし、あちこちにちょっと素敵な雰囲気のパン屋とかカフェなどもある一方で小粋な老舗の飲食店もあったりして新旧の店舗が無理なく混在しているような気もして、そこがまた落ち着くというか
夜の喧騒はまた違った一面があるのだろうけれどそれはそれで覗き見てみたい
ちょっと一杯立ち寄りたくなるようなお店も昼間の散策では何となく嗅覚で感じ取れ、それが乱立しているわけでもないところがまたこの街の魅力、、、なんだろうなと
そうそう、期待通り、柳ヶ瀬には謎のお店も多くありまして、たとえばこのお店
フレッシュルームって何なん?って思いますよね?
、、、調べてみましたがわかりませんでした
さらにこのラーメン店
「六本足」、、、謎過ぎます
「赤ひげ先生」は存じてますが「ひげ先生」って誰やねん、って
あまりにも謎が多すぎて映画館で映画を観てしまったわけですがこの映画も不思議な映画でした
映画館が街中に残っているのも県内では岐阜市だけですよね、羨ましいです
というわけで
あくまでもイチゲンさん的視野でしか語れてませぬがきっとそうなんだろう、と希望的観測も含め岐阜市(というよりも柳ヶ瀬界隈)に愛着が沸きつつあることに自分でも驚きを感じてます
おそらく
オーバーツーリズムによるあまりの観光客の多さにまみれた日常に少し疲れてしまっているのかもしれません
彼ら(観光客)に罪はないとはいえ、昼間の街中も、夜の飲食店までも、占領されてしまっては時に息苦しささえ感じるのです
ほどよく賑やかでほどよく落ち着きのある町、それは我が地元、飛騨高山であったはずなのに、、、と
お店もそういうのを対象にした店は敬遠してしまいがちな昨今
つい柳ヶ瀬の街を想ってしまう今日この頃でございます
さて台本を書き進めねば
台本書き→稽古場で試す→アイデアを出し合う→台本書き直し
と試行錯誤は続いております、はい