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昇太さんの手ぬぐい
雨が降りしきる中、行って参りました昨晩の桃源郷寄席『春風亭昇太師匠独演会』
昨年の三代目三遊亭 圓歌さん(と歌武蔵さん、と小円歌さん)の会がなかなか楽しい内容だっただけに、今回も期待しましたね
何しろ今やテレビや舞台や映画でも活躍中の人気者の昇太さんの「独演会」ですから
他に出るのは前座くらいてなもんでしょ
昇太さんのテンポの良い軽快で楽しい噺を堪能できるんじゃないかと、いうことで向かったのはお隣久々野町
...とりあえず高山市内ですが宮峠という山を越えねばなりませんから結構な距離です
今回は両親も行きたいと申したので連れていったわけですが会場内はすでに長蛇の列
な~に、想定内ですよ、ええ
前回同様年齢層の高い...つまり、お歳を召した方ばかりで賑わう列に並んでいざ開場
中央前から二列目の良席を確保し、いよいよ開演!
...と、ここからがちょっと残念な時間がありまして
出てきた前座さんがちょっとね
いえ、前座にダメ出しするのはヤボってもんですよ、わかってますとも
ただね
下手でも一生懸命やるので聴いてください、という感じが伝わればお客さんも温かい目でちゃんと聴いてくれる
と思うんですよ
ところがその前座さん
意外やこれが堂々と出てきて(まぁコソコソ出てきてもらっても困りますがね)最初からテンション高め
昇太さんの弟子だからかわかりませんが、師匠の歯切れのよい口調を「早口にやればよい」と解釈し押しの口調で喋るは喋るは、師匠のオーバーアクションな動きを「真似すればよい」と解釈し終始ムズムズ落ち着きなく動き、師匠がやってる新作落語を「なぞればよい」と解釈し声まで変えて何だかまとまりに欠ける...というかどうかわかりませんが、あまり良い継承の仕方をしないまま、お客さんのテンションお構いなしで、のっけからハイな感じで始めたものですから正直
(早く終わらねぇかな...)
とつい、思ってしまったのです
これがペーペーの前座なら目をつぶってやりたいのですが独演会もやっているというからきっと二つ目あたり
大師匠の柳昇(故人)から叱られたことがない、という昇太さんだけにきっとこのお弟子さんも伸び伸び育っているんでしょうが、ちょっとなんとかしないと先が心配になります
まぁ人のフリ見て我がフリなんとか、って言いますからエラそうなことは申せませんけど
さて前座で字数を稼いでしまいましたがやっぱり昇太さんはさすが“ハナ”がありますね
出てくる時に「品」すら感じましたもの
もうすぐ芸歴30年ということで「同期の話(志の輔さんと同期らしいです)」やら「笑点」のエピソードなどでひとしきり笑わせておいての最初の噺が『時そば』
(おいおい『時そば』かよ...)
と思ったのもつかの間
これが大爆笑モノの改作、というか変則技
泣くほど笑わせてもらいました
で中入りを挟んでいよいよトリの噺はというと...
正直、これの後ですからね
何を聞かせてくれるんだろうと相当期待しましたよ
古典なのか得意の新作なのか、どちらにしてもトリですからね、期待しないほうが無理ってもんですよ
ところが...
割と軽めというか期待とは裏腹にこじんまりした新作落語の『ストレスの海』(お題は後で判明)でした
まぁ昇太さんらしい噺だな、とは思いましたけどね
客層(中高年のしかも女性が多い)を見て決めたんでしょうけどちょっと物足りないといえば物足りない
新作でももうちょっと違うのを聞きたかったかな、と
つい思ってしまうのはたまにしか聴けない(観れない)ナマの落語ゆえの贅沢でしょうかね
で、最後はおなじみの「景品が当たるかもしれない」コーナー(?)
チケットの番号で何かが当たるかもしれない、という余興です
これが
(どうせ当たんねぇだろ...)
と思っていたらなんと
当たりました
といっても私じゃなくて家族が、ですけどね
ということで、昇太さんの手ぬぐいです
昨年の三代目三遊亭 圓歌さん(と歌武蔵さん、と小円歌さん)の会がなかなか楽しい内容だっただけに、今回も期待しましたね
何しろ今やテレビや舞台や映画でも活躍中の人気者の昇太さんの「独演会」ですから
他に出るのは前座くらいてなもんでしょ
昇太さんのテンポの良い軽快で楽しい噺を堪能できるんじゃないかと、いうことで向かったのはお隣久々野町
...とりあえず高山市内ですが宮峠という山を越えねばなりませんから結構な距離です
今回は両親も行きたいと申したので連れていったわけですが会場内はすでに長蛇の列
な~に、想定内ですよ、ええ
前回同様年齢層の高い...つまり、お歳を召した方ばかりで賑わう列に並んでいざ開場
中央前から二列目の良席を確保し、いよいよ開演!
...と、ここからがちょっと残念な時間がありまして
出てきた前座さんがちょっとね
いえ、前座にダメ出しするのはヤボってもんですよ、わかってますとも
ただね
下手でも一生懸命やるので聴いてください、という感じが伝わればお客さんも温かい目でちゃんと聴いてくれる
と思うんですよ
ところがその前座さん
意外やこれが堂々と出てきて(まぁコソコソ出てきてもらっても困りますがね)最初からテンション高め
昇太さんの弟子だからかわかりませんが、師匠の歯切れのよい口調を「早口にやればよい」と解釈し押しの口調で喋るは喋るは、師匠のオーバーアクションな動きを「真似すればよい」と解釈し終始ムズムズ落ち着きなく動き、師匠がやってる新作落語を「なぞればよい」と解釈し声まで変えて何だかまとまりに欠ける...というかどうかわかりませんが、あまり良い継承の仕方をしないまま、お客さんのテンションお構いなしで、のっけからハイな感じで始めたものですから正直
(早く終わらねぇかな...)
とつい、思ってしまったのです
これがペーペーの前座なら目をつぶってやりたいのですが独演会もやっているというからきっと二つ目あたり
大師匠の柳昇(故人)から叱られたことがない、という昇太さんだけにきっとこのお弟子さんも伸び伸び育っているんでしょうが、ちょっとなんとかしないと先が心配になります
まぁ人のフリ見て我がフリなんとか、って言いますからエラそうなことは申せませんけど
さて前座で字数を稼いでしまいましたがやっぱり昇太さんはさすが“ハナ”がありますね
出てくる時に「品」すら感じましたもの
もうすぐ芸歴30年ということで「同期の話(志の輔さんと同期らしいです)」やら「笑点」のエピソードなどでひとしきり笑わせておいての最初の噺が『時そば』
(おいおい『時そば』かよ...)
と思ったのもつかの間
これが大爆笑モノの改作、というか変則技
泣くほど笑わせてもらいました
で中入りを挟んでいよいよトリの噺はというと...
正直、これの後ですからね
何を聞かせてくれるんだろうと相当期待しましたよ
古典なのか得意の新作なのか、どちらにしてもトリですからね、期待しないほうが無理ってもんですよ
ところが...
割と軽めというか期待とは裏腹にこじんまりした新作落語の『ストレスの海』(お題は後で判明)でした
まぁ昇太さんらしい噺だな、とは思いましたけどね
客層(中高年のしかも女性が多い)を見て決めたんでしょうけどちょっと物足りないといえば物足りない
新作でももうちょっと違うのを聞きたかったかな、と
つい思ってしまうのはたまにしか聴けない(観れない)ナマの落語ゆえの贅沢でしょうかね
で、最後はおなじみの「景品が当たるかもしれない」コーナー(?)
チケットの番号で何かが当たるかもしれない、という余興です
これが
(どうせ当たんねぇだろ...)
と思っていたらなんと
当たりました
といっても私じゃなくて家族が、ですけどね
ということで、昇太さんの手ぬぐいです
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